へルス・セービング・アカウント

上がりつづける健康保険料をコントロールする為に12/08/2003に制定された貯金口座です。
1. HSA (Health Saving Account) はIRA(個人年金口座)のように政府認定の優遇税制処理を受けた貯金口座です。

☆ 高額免責医療保険プランと併用することにより、この口座から医療費用を支払ったり、長期治療や将来に不安の有るメディケア-のギャップを埋めるためにもご活用いただけます。

☆ 医療費用支払いのコントロール:ただしこれは該当する医療費用を支払う為、または将来の出費に備える為に貯蓄することが許された口座ですので他の出費には使えません。

☆ 支払い対象の拡大:普通の医療費用は勿論の事、(アスピリンなどの一般薬、眼鏡、コンタクトレンズ、歯科治療も含む)幅広いものとなっております。勿論身体検査等も対象になっております。

☆ 節税効果:預金と利子は無税、支払いも勿論無税。

☆ 養老資金に転用可能:余った預金残高は老後生活の貯蓄に転用可能です。

☆ 毎年免責額の100%まで貯金が出来ます。

☆ HSAはIRAによって認可された銀行、ファイナンシャル・アドバイザー、投資信託会社などにより取り扱われます。

現行の保険プランとの比較

普通の医療費用保険 HDHPとHSA
年間保険料 年間健康保険関連出費
$7,200 $7,200
保険会社 被保険者 保険会社 被保険者
$7,200 $0 $3,000 $4,200
5年後は・・・
保険会社 被保険者 保険会社 被保険者*
$48,545
(15%の保険料の値上げを含む)
$0 $20,427
(15%の保険料の値上げを含む)
$22,967
($4,200/YR@3%の貯蓄をしたものとする)

*プラス節税効果:もし15%の所得税を支払うとすると、年間にして$630、25%なら$1050の節税となります。

注:貯金額はHSAの設定期間により調整、例えば8月に開設したとすると5/12または$1,083.33まで年間貯蓄が可能となります。

2. HDHP (High Deductible Health Plan)(高額免責医療保険プラン)は以下の3つの特色を持ったプランです。

1)普通のプランよりも高額な免責額(IRSによって設定された最低・最高の免責額)
2)個人医療費用の年間最高責任支払限度額の設定(支払いリミットの設定)
3)免責額を全額支払わない限り保険からの支払いは始まりません。

☆ このプランは免責額を超えるような突発的な高額医療費用の出費に対処する様に設定されている為、保険料は普通のプランに比べて必然的に4~5割安くなっています。

☆ そしてその保険料の差額分をHSAに貯蓄することにより日常的な医療費用の支払いをこの口座より行うことが出来ます。

☆ 要するに医療費用のアップサイドリスクを保険で補償し、ダウンサイドリスク(年間$2,600個人最高支払額)を個人支払い許容内に留める事により(保険会社に多額の保険料を支払う代わりに自己責任『免責』を高く設定して)月々の保険料を押さえるプランです。

☆ 従って定額支払いオプションや投薬カードといったサービスは受けられません。

☆ 前述のHDHPはBCBSやFortis(Assurant)などの保険会社によりご購入いただけます。

☆ 免責額は個人なら最低$1,000、最高$2,600そして家族なら最低$2,000, 最高$5,150の中からお選びいただけます。