新GA州法で、道路は安全に
2001年7月1日から制定された新しい州法の下で、ジョージア州の道路は少しは安全になるかもしれません。120の新しい州法の中には、 DUIの基準値の厳格化、荒々しい運転や攻撃的な運転への罰則の強化、子どもの安全シート着用義務期間をもう一年延長(5歳まで)などがあります。
DUIの基準値の厳格化
「我々は正しい方向に向かっている。我々が変えようとしていることの一つは運転者にメッセージを送ることだ。」と National Highway Traffic Safety Administration の Troy Ayers 氏は言っています。飲酒運転(DUI)の取り締まりは2001年州議会の協議事項の最優先議題であり、 これはDUIを減らすことを目標としています。以前の州法におけるDUIの基準は、血液中のアルコール度が0.08以上であるのと同時に、 警察官はその罪を立証する為にその他の証拠、たとえば、向こう見ずな運転をしただとか、ろれつが回らないしゃべりかたをしたなどが必要でした。 アルコール度が0.10以上の時のみ、警察官は他の証拠なしで、DUIと断定できました。しかし、新しい州法では、アルコール度0.08以上はDUIと断定し、 その他の証拠はいらないとなっています。これは、一時間にもう一杯余計にビール・ワインを飲んだかどうかという違いですが、飲む人の性別、体重、 新陳代謝率などによってかなりの個人差が現れます。
罰則の強化
州政府はまた、軽犯罪などの罪になる攻撃的な運転をする人に対しても厳しく対応しようとしています。ジグザグ運転や、他の運転者を遮ったり、 前の車に近づきすぎるなどの運転に対する規制は以前の州法にもありましたが、新しい州法はこれに妨害、困らせる、威嚇などの意志があった場合には、 さらに罪を重くすることになり、これは6ポイントの違反に相当し、最大5,000ドルの罰金と12ヶ月の刑務所服役となります。「最近になるまで、荒々しい運転(road rage)には犯罪名が無かったが、今や攻撃的運転は新しい犯罪となった。」と Georgia State Patrol Col.の George Ellis 警察官は言っています。
安全シート着用義務期間
また別の新しい州法は、道路上での子どもの安全性に焦点を置ています。これは小さい子どもの安全シート着用義務期間をもう一年延長したもので、 5歳以下の子どもは安全シートに座らせなければいけません。一回目の違反は50ドルの罰金、二回目は100ドルです。 今年の州法改正時に、支持者達は、 National Highway Traffic Safety Administration の以下の研究報告を引用しました。「ほとんどの4歳子は、大人向けに作られているシートベルトには小さすぎて、 その効力を授受していない。」そして「子どもがシートベルトを着用して安全なのは、身長が少なくとも5フィート以上、体重80パウンド以上であるときのみである。 」ということも報告されています。さらに、腰のベルトは下腹部の上あたりに、肩のベルトは首の横というような状態では、子供たちは容易に怪我をしたり、 死に至ったりすることになります。 2000年度、ジョージア州では、5歳以下の子ども23人が車の事故で死に至っています。そして、州の統計によると、 23人中たったの6人がきちんと安全シートに座っていたと報告されています。
上記全文は7/01/2001のアトランタ・ジャーナル紙に掲載されたニュース記事を要約したものです。(2013年現在も有効)皆様も新しい州法律を守って安全運転を心がけましょう。