保険料金と補償内容に付いて

ある男性の車が盗まれました。彼は直ちに警察、保険会社へ連絡。その後、車は発見されましたが、破損がひどくもう乗れない状態でした。盗難、車の破損の為に保険会社へクレームを 入れ、直ぐに担当者が決まり、車を見に来てくれました。しかし、そのクレームが拒否されてしまったのです。

「保険ではカバーできない」と言われました。何故ならば、この保険証券の中で、盗難の定義は、盗まれた形跡がなければいけないと記載されていたからです。

このケースでは、以下の事実から保険会社は盗難ではない、と判断したのです。
1)盗まれた当時、車の中に鍵があった
2)窓ガラス、鍵穴が壊された形跡がなかった

通常、一般の保険会社は「盗難」は、単純に他人の物を無断で取る事であり、被保険者がそれを立証させる必要はありません。ですので上記のケースは稀であると言えます。弊社ではお客様に「異議申し立て」を行うようにアドバイスし、保険会社はその決定を変更し、クレームは要求どおり支払われました。

このように、全ての保険会社のポリシーは同じではありません。その為に、保険を購入する際には、保険料だけで購入を決めるのではなく、そのポリシーで何がどのようにカバーされているのか、吟味することが大事です。

また、数十ドル保険料をセーブしようと補償内容を削ったり、補償リミットを下げたために、何かあった時に保険の補償がなく、全て自己負担になってしまったら大変です。「安物買いの銭失い」にならないよう気をつけましょう。

この記事を機会に、是非ご自分の補償内容をご確認ください。長谷川保険代理店では、分かりにくい保険を日本語で分かりやすくご説明させていただきます。お気軽にお問い合わせください。